家にいながら時代を感じる!?歴史小説のススメ

歴史小説
平安京跡や世界遺産の姫路城…。日本には昔から伝わるお城や寺社、古戦場など歴史の舞台となった場所が数多くあります。最近ではゲームやアニメ、大河ドラマなどに影響を受け歴史好きになる人たちが増えていますね。各地の史跡や資料館に足を運ぶ人も増えています。ない方や遠出があまり好きではない方も多くいるはず。そこで、読んだだけでも歴史のロマンに触れられる作家と作品をいくつかご紹介します。インドア生活を楽しみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

司馬遼太郎~歴史小説の大御所といえばこの人!~

最近では、NHKでドラマにもなった「坂の上の雲」が有名かもしれません。歴史上の有名な人物として挙げられる坂本龍馬を題材にした「竜馬がゆく」など、様々な歴史上の人物や出来事を題材にしています。

特に司馬遼太郎は題材となる出来事や舞台、人物の調査に余念のないことで有名ですね。「坂の上の雲」では、日露戦争の主要な戦いや戦場について詳しく書かれていて、そのシーンが思わず目に浮かんでくる人もいるのではないでしょうか。登場人物についても日本海海戦で重要な位置を占める東郷平八郎から、歴史の教科書に載ってもいない士官など記録に残る方々を詳しく調査されているくらいです。

この他にも西郷隆盛、大久保利通らを題材にした「翔ぶが如く」。土方歳三を主人公とした「燃えよ剣」などがあります。

塩野七三~イタリア・地中海で右に出るものなし!~

歴史小説の舞台は日本ばかりではありません。塩野七三はイタリアを初めとした地中海地域の歴史小説を主に書かれています。その中で紹介するのは、古代ローマの興亡を書いた「ローマ人の物語」です。

古代ローマの始まりから王政、民主制、帝政へと流れていくステップがどのようにして進んだのか、そこにどのような人物が関わったのかが描かれています。一都市国家だったローマがどのような政治を行いどのようにして大きくなっていったか、帝政ローマのきっかけを作ったカエサルの話は彼がどのような人物でいかに優れていたかを詳しく書いています。

この他にも15世紀ルネサンス期のイタリアについて書かれた「わが友、マキャベリ フィレンツェ存亡」や「チェザーレ・ボルジア その優雅なる冷酷」という作品もおススメです。世界史について知りたい、興味があるという方にはきっと楽しめる作品です。

冲方丁~SF作家が歴史小説に参戦~

歴史小説は難しいんじゃなか、という方には冲方丁がよいでしょう。彼はSFを中心とした作品が多い作家ですが、「天地明察」と「光圀伝」という二つの歴史小説も残しています。共に江戸時代を舞台にした作品で「天地明察」は数学・天文を得意とした碁打ち、渋川春海が中国から伝わった暦を日本独自の暦にするという難事業に関わっていく話。この作品は、映画にもなっています。

そして「光圀伝」は「天地明察」よりも少し前の話で私たちがドラマで知っている水戸黄門ではなく、大日本史などの編纂などの事業を行った名君・水戸光圀を描いています。共に江戸時代に入って半世紀ほどたっており、それまでの血で血を洗う戦国が終わり太平の世に変わっていく世の中を描いています。戦国や幕末といった血沸き肉躍る時代ばかりではなく、太平の世にロマンを感じるのもよいかもしれません。

歴史小説にはまだまだたくさんの作品があります。今回紹介したのはそのほんの一部で、題材も戦国時代、幕末、江戸時代に中国史や西洋史といった様々な時代の歴史小説を手に取り、ぜひ読んでみてください。きっと実りあるインドア生活がおくれますよ。