インドア初心者にお勧めな純文学

純文学
これからは家の中の生活も充実させたい、とお考えの方。そんな時は読書なんてどうでしょうか。テレビやゲームといった娯楽ばかりではなく、静かな部屋でお茶でも飲みながら本の世界に浸ればきっと気づかなかった自分の新しい一面を気づくかもしれません。

ですが、これからインドア生活を始める方は今まで読書の機会はあまりなかったのではないでしょうか。そこでぜひとも読んでもらいたい、純文学作品をご紹介しましょう。

こころ 夏目漱石

誰もがその顔を知っている、1000円札の方こと夏目漱石の作品です。 主人公の「私」が鎌倉で「先生」と呼ぶ人に出会い、交流が始まるも「先生」心を開こうとはしない。それは彼がある重大な秘密を抱えていたからだった。「こころ」の後半部分は国語の教科書にも取り上げられているので知っている人は多いはずです。実は出版から2014年までに700万部発行されており、日本一売れている本でもあります。授業で読んだ時とは違う気持ちで読んでみるのもよいかもしれません。

人間失格 太宰治

有名すぎて知らない人はいないのではないでしょうか。太宰治の代表作の一つです。 人とは違う感性を持っているがために人の気持ちがわからず、他人の前では面白おかしく振る舞っているも、本当の自分を見せることのできない孤独な男の少年期から青年期を書いた作品です。主人公が語る過去には太宰治自身の体験やそれまでの人生が反映されているのではともいわれています。その結末と太宰自身の最後から、一時期は遺書として書かれたのではないかともいわれています。

高瀬舟 森鴎外

実の弟を殺した喜助という名の罪人を羽田庄兵衛という役人が護送していた。庄兵衛はこれから島流しにされる彼の穏やかな表情に疑問を持ち、なぜそんなに落ち着いているのかを尋ねてみた…、というところから始まるお話。安楽死をテーマとしており、罪や愛情など、道徳心だけでは説明できない感情というのを考えてしまうことでしょう。短編小説であるため、純文学に慣れていない方でも読みやすい作品です。

羅生門 芥川龍之介 

時は平安時代、相次ぐ災害で荒廃していた都にある羅生門に一人の浪人が雨宿りしていた。これからどうやって生活していくか悩んでいたところ、門の二階に人の気配を感じたので上ってみた。そこには身寄りの無い、女性の遺体から髪を抜いている老婆の姿があった。羅生門で出会った二人の人物の行いの何が悪く何が正しいのかを、考えてしまう作品です。こちらも短編小説になりますので、長い文章に読み慣れていない人にオススメです。

銀河鉄道の夜 宮沢賢治 

宮沢賢治の死後に見つかった童話作品で孤独な少年ジョバンニが友人のカムパネルラと共に銀河鉄道に乗って旅をするというお話です。多くの人が読んだことはなくとも見たことがある、聞いたことがあるお話でしょう。もともと、童話なので読むのも難しい作品ではありません。他の純文学作品が読みづらい、と感じたなら、まずは彼の作品たちに触れてみてはいかがですか。

今回は教科書にも採用されるような、有名な作品をご紹介しました。そもそも純文学とは、芸術性を追求した文学作品のことを言います。そのためか、万人受けするものばかりではなく、評価もさまざまです。そこで、今回紹介したような読みやすいものや、話題になったものを見つけて手に取ってみるのがよいでしょう。これをきっかけにさまざまな作品にふれて、充実したインドアライフを楽しんでください。